引き寄せの法則 エイブラハム|香港在住

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ハーバード大学 タル・ベン・シャハー教授のポジティブ心理学2

エネルギー
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以前の記事ハーバード大学タル・ベン・シャハー教授

Positive Psychology(ポジティブ心理学)をご紹介しました。

 

その中で、タル・ベン・シャハー先生が

強みや長所にフォーカスすることの大切さについて語ってくれましたが

今回の動画では更にその点について掘り下げられているので、ご紹介させて頂きます。

(この動画は現在では見られなくなりました。でもこの記事の内容に変わりはありません。)

内容の要訳は以下の通りです。

 

Gallup Organization(リサーチ結果をもとにコンサルティングを行っているアメリカの会社)が

63カ国の110万人に対してある質問をしました。

その中にはごく一般の方々から会社などでトップリーダーと呼ばれる方々までが含まれます。

 

そして、この63カ国にはメキシコ・アメリカ・中国・ケニア・

南アフリカ・オーストラリアなど世界中の国々が含まれます。

 

質問内容は以下の通りです。

「あなたの欠点を知ることによって、あるいは長所を知ることによってでは

どちらのほうがあなたを最も向上させると思いますか。」

 

どこの国でも圧倒的に多くの人

「欠点にフォーカスするほうが大切だ。」と答えました。

なぜか?

「なぜなら欠点を改善したときに自分はより良くなるからだ。」と言いました。

 

しかし、ほとんどの人は間違っていたのです。

少数派ですが、ベストと言われるトップリーダー達は

「長所にフォーカスするほうが大切だ。」と言いました。

 

でも、これはただの相関性に過ぎないとも言えます。

そこで、Gallup Organizationは次のようなシンプルな質問をすることによって

人々が自分の長所にフォーカスするよう教育しました。

 

その質問というのは

「あなたの長所・強みは何ですか。何が得意ですか。」です。

 

例えば、戦略を考えるのが得意なのか、数字に強いのか

大勢の人の前で話すのが得意なのか、少人数で相手の話を聞くのが得意なのかなど

リーダーや管理職として得意な面について考えてもらいました。

 

その結果、この質問をされたリーダー達は

もっと良い指導者となることができ、もっと成功するようになりました。

 

もう一つ別の質問もされました。

「あなたは毎日の仕事上で、自分が最も得意なことをする機会がありますか。

一日中ずっとである必要はないですが、でも定期的にです。

あなたは自分の長所を定期的に発揮することができますか。」

 

圧倒的に多くの会社の圧倒的に多くの人は「いいえ。」と答えました。

「はい。」と答えた少数の人は、最も優良な組織(best organizations)の一員であり

最も優れたビジネス集団(best business units)の一員でした。

 

これもただの相関性に過ぎないとも言えるので

Gallup Organizationは管理職にある人々を集めて

まず自分自身に「私の長所は何か。」と尋ねてもらいました。

 

そして、次には「どうしたら定期的に社員に長所を発揮してもらえるのか。

(どうしたら定期的に社員に長所を用いて仕事をしてもらえるのか。)」

と尋ねるようにしてもらいました。

 

このようなビジネス集団(会社など)は最も成功し

最も優れたビジネス集団になりました。

長所や強みにフォーカスすることによって、それを成し遂げたのです。

 

マネジメントのマスターと呼ばれているピーター・ドラッカー(Peter Drucker)氏

次のように述べています。

「長所(強み)から働きかけた(取り組んだ)ときにだけ

人は真の優秀さ(excellence、卓越)に到達することができる。

人は短所(弱点)の上にパフォーマンスを構築することはできない。」

 

この言葉は大変多くの人にとっては、直感に反していることです。

しかし、ピーター・ドラッカー氏は

「本当にあなたの可能性を発揮したいのであれば

短所を改善しただけでは十分ではない。」と言っています。

 

もちろん、ピーター・ドラッカー氏の言葉を借りると

「あなたは短所に”何とか対処”しなければなりません。

(You have to “manage” your weaknesses.)」

 

しかし、リーダーや管理職としての主なフォーカスは

自分の得意なこと社員の得意なことに置かれていなければならないのです。

 

そして、社員がほとんどの時間

得意なことにフォーカスできるようにしてあげるのです。

 

ここまでが動画の内容です。

 

長所にフォーカスすることの大切さはエイブラハムも説いていますね。

それは以下の記事でよくわかると思います。

『うまく行っていないことをうまく行かせる方法』

 

そして、それは以下のエイブラハムの言葉にもよく表れていると思います。

(英語の引用文の著作権はAbraham-Hicks Publicationsにあります。日本語は私が訳しました。)

 

「あなたが(誰かの)助けになろうという意図があるときには

あなたの視点は問題(トラブル)の上にあるのではなく

助け(手助け・援助・力を貸すこと)の上にある。

これは全く違うことである。

解決策を探しているときにはあなたはポジティブな感情を感じている—

しかし、問題を見ているときにはネガティブな感情を感じている。」

If you intend to be of assistance, your eye is not upon the trouble but upon the assistance,

and that is quite different. When you are looking for a solution, you are feeling positive emotion—

but when you are looking at a problem, you are feeling negative emotion.

エイブラハムハーバード大学のタル・ベン・シャハー教授

マネジメントのマスターと呼ばれているピーター・ドラッカー(Peter Drucker)氏

皆が揃ってここまで長所や強みやポジティブな可能性にフォーカスすることの大切さ

教えているということを知って、私はとても驚きました。

 

これは単に自己啓発スピリチュアルの分野での美しいおとぎ話ではなくて

学問的に理論と実践で証明されていることなのだということを表していると思います。

 

だから本当に真剣に取り組む価値があるのですよね。

将来、私達の一つ一つの体験も成功例として統計に加えてもらえたらいいですね。

Positive Psychology(ポジティブ心理学)の可能性は

本当に大きいんですね!

 

関連記事もどうぞ。

『ポジティブ心理学の創始者 マーティン・セリグマン教授』

Name of author

Name: メアリー

10 Replies to “ハーバード大学 タル・ベン・シャハー教授のポジティブ心理学2”

  • エイヴリィ

    メアリーさん、今回も素敵な内容を有難うございます。

    私は普通の人間で管理職とか全く関係ありませんが、これは万人にとって大切な事だと思います。

    私は料理が苦手で、ぶっちゃけ嫌いです。

    だからこそ、「自分は何が好きなのか、得意なのか」を自問自答するチャンスになります。

    とは言え殆どの方は嫌でも料理していると思いますが・・・

    学校でも社会でも他人のこと(自分以外の人)はよく見えて分析したりするのに、自分のことはさっぱりってこと多いですよね。

    他人に意識が行っていると自分の感情や思考から離れてしまいがちなので、自分の感覚や思考に意識するようにしていますが、中々難しいです。

    そういう時は一旦その場から離れるようにしています。

    同じ地球・場所にいても皆別々の世界・次元・時間の中にいるんだな・・と本当に思います。「いるけど、いない」って感じです。

    ご多忙な中、ブレない投稿内容に感謝しています。
    メアリーさんの投稿のお蔭で忘れていたことを思い出し、修正することが出来ます。
    いつも素敵な投稿、有難うございます。

    Reply
    • メアリー Post author

      エイヴリィさん、毎回コメントを有難うございます。
      何だかいつもコメントを下さるので、もしエイヴリィさんからのコメントがないと
      「もしかして御病気なのかな?」と心配になるかもしれません。
      でも、そんなことは気にせず、書きたいときにだけ書いて下さったら大丈夫です。
      元気だよ~という一言でもいいですけど。(^_^)
      こういうのって、習慣になって、「相手が気にするから書かないと・・・」
      とか思わないで下さいね。
      でもエイヴリィさんのコメントは、そういう感じではないので安心しています。
      いつも本当に有難うございます。

      お料理ですか~
      私も作ってもらうのが一番美味しいな~と思うタイプですけどね。
      でも、女性は言いたいことを言って、食べたい物を作って食べているから
      長生きするというのも聞いたことがあります。
      確かにそうだ・・・
      ご、ごめん・・・(^_^;)
      他の家族のメンバーは、出されたものを文句言わずに食べるしかないですからね。
      女性には今日何を作るのか、決める権利があるというのも、考えたらすごいことですね。
      でもエイヴリィさんは、お祖母様の口に合うものを作られているそうで、
      それは本当にすごいことですね。
      子供になら「好き嫌いをしないで何でも食べるのがいいよ。」とか、
      親になったら自分の子供のときのことは差し置いて、偉そうに言えますけど
      目上の方にはそういうことも言えないですからね。
      エイヴリィさん、本当に頑張っていてすごいですね!

      エイヴリィさんは、他人に意識が行かないようにと努力されているのですね。
      自分の軸やアライメントをしっかり保つということは大切ですよね。
      でも、私の今のテーマは、人の気持ちがわかるということです。
      家族といっしょに住んでいるとよくあることですが、
      シャワーを浴びた後に「バスタオルがないー!」とか叫ばれると
      どうして誰かがシャワーを浴びているのに
      バスタオルがいるということがわからずに
      他のことをやっているかな~と自分に対して思うときがあります。
      それは、やっぱり私が自分のことや自分の都合しか考えていないからですね。
      相手がのどが乾いているのではないか、
      今ハグをしてほしいと思っているのではないか、
      もっとこうしてくれたらいいのにと思っているのではないかということが
      私は意外に自己中で、わかっていないと思います。
      子供には、ある程度自分でさせることは大切ですが、
      家でくつろいでもらわないといけない主人の気持ちが読めないというのは、
      私もかなりのバカかな~と思うときがあります。
      集中すると周りが見えなくなる人の特徴かもしれませんね。
      集中していなくても見えていないという話もありますが・・・(ヒエ~)
      エイヴリィさんのように他人の気持ちがよくわかる方はいいですが、
      私は家族にその辺りのことを鍛えてもらっています。
      でも、いまだにできないのは何でなんでしょうか~(涙の大雨)
      まあ、何とか頑張ります。(^o^)丿

      今回の記事は、前回と似ているので「またこれ~?」とか
      言われるかなと思ったのですが、とりあえず、書かせて頂きました。
      ブレない投稿内容とか言って下さって有難うございます。
      私もエイヴリィさんのお蔭で、いろんな大切なことを思い出させて頂いています。
      こちらこそ、いつも本当に有難うございます。

      Reply
  • こんにちは

    エイブラハム、大好きです。

    いつも素晴らしい記事をありがとうございます。

    毎回、楽しみに読んでいます。

    Reply
    • メアリー Post author

      えっ、そうなんですか、ヒイロさん。
      本当に有難うございます。
      今回はエイブラハムの内容ではないとも言えますけど、
      喜んで頂けて良かったです。
      これからもコケないように頑張ります。
      でも、たまにハズした内容だったらすみません。
      でもこれからも楽しくやって行きたいと思います。
      ヒイロさん、励まして下さるメッセージをどうも有難うございました。

      Reply
  • はじめまして。少し前にこのブログを知り、毎日アーカイブしながら読んでいます。

    とくに引き寄せの法則についての記事はとても分かりやすくて、毎回たくさんの気づきをいただいています。メアリーさんの明るい文章にも、元気をもらっています。ありがとうございます。

    今日はどうしてもお礼を伝えたくて書き込みしました。
    エイブラハムの、うまくいっていることにフォーカスするという記事が気になって、自分もやってみようと書き出してみたんです。
    自分の、今うまくいっていることとか、感謝したいこととか、楽しみなこととか。
    そうしたら。

    私は、いつも心の中に
    もっとこうなったらいいのに
    という不満がくすぶっていて、心からの満足がなかなか感じられず
    そんな自分が嫌だなあと思っていたんですが、

    書き出したリストを眺めて、その時の気持ちをなぞるようにしていたら
    じんわりと あ〜、私はなんて恵まれているんだろう。。。
    って、気がついたら涙が止まらず、そんな自分にビックリしました(笑)
    こんなこと感じられるようになるなんて!
    自分の境遇、今まで関わってきた人たち、もの、環境などなど
    まわりには感謝しかないなあ、と心から思えました。

    大きな気づきをくださって、本当に感謝しています。
    引き寄せの法則についてもわかりやすくご紹介してくださり、ありがとうございます。
    あたらしい更新記事も楽しみですが、過去記事も私にとってまだまだ実になることがたくさんあるので…これからも楽しみに読ませていただきます。
    コメントを読んでくださってありがとうございました(^o^)

    Reply
    • メアリー Post author

      ユーコさん、初めまして。
      過去記事まで読んで下さっているそうで有難うございます。

      ユーコさんが、「今うまくいっていることとか、感謝したいこととか、楽しみなこととか」を
      書き出されたら、自分はなんて恵まれているのだろうと感じられて、涙が止まらなくなり、
      「自分の境遇、今まで関わってきた人たち、もの、環境などなど
      まわりには感謝しかないなあ、と心から思えました。」となられたのは
      ご自分の器や感情が、それだけ豊かだったからだと思います。
      それを私の記事のお蔭と美しい誤解をして下さって、感謝して下さるのは大変うれしいことですけど、
      どうもそのせいではない部分が大きいと思います。
      だって、書いた私本人が、まだその境地にまで至っていないので・・・(^_^;)
      ユーコさんってすご〜〜い!すごすぎる!と思いました。
      まさにそういう境地を私は目指しているのです。
      そうなんですよ、それなのにまだ全然そこに達していないという・・・(苦笑)
      ユーコさんは、周りには感謝しかないな〜と心から思えるなんてすごいですね。
      まさにそうなんだ〜〜
      わかっていてもできない私・・・チクショー(涙)

      明日からユーコさんのことを思い出して、私も少しでもそう感じることができるように
      頑張りますね。
      それにしてもすごいな〜、ユーコさん。
      悟りとはそういう境地のことですね。
      素晴らしい体験を教えて下さって、有難うございました。

      Reply
  • メアリーさん

    こんにちは。初めまして。
    UPしてくださる記事が、本当に毎回理解しやすく
    とても勉強になります。

    与えていただき、感謝です。

    Reply
    • メアリー Post author

      ゆかゆかさん、初めまして。
      毎回読んで下さっているのですか。
      どうも有難うございます。

      理解しやすいと言って下さって有難うございます。
      私自身がそんな難しい文章を書けない人なので、
      いつも簡単な言葉を使ってバカ丸出しなところもありますが、
      それでちゃんと通じていたら良かったです。

      こちらこそたくさん与えて頂き有難うございます。
      私は与えているなんていうつもりはないですが、
      ゆかゆかさんがたくさんその中から吸収できる力があるからこそですよね。
      私の文章を読んでも「何だこりゃ?」という場合ももちろん多くありますからね。
      でも、それはそれで全然OKなんです。(^o^)

      ゆかゆかさん、わざわざコメントを有難うございました。
      感謝しています。

      Reply
  • メアリーさん

    大変ご丁寧なお返事を有難うございます!

    自分の文章を今読み返してみましたが、
    御礼の言葉も書かずにえらそうで申し訳なく思いました。

    これからも楽しみにしていますね。

    ありがとうございました☆

    Reply
    • メアリー Post author

      ゆかゆかさん、えらそうだなんて全然そんなことなかったですよ。
      こちらのほうが感謝しています。
      どうも有難うございました。
      これからもどうぞよろしくお願い致します。

      Reply

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