香港人(中国人)のお箸の並べ方は日本人と違う!?取り箸は?
香港人(中国人)のお箸の並べ方は
日本人と違うということを知った
エピソードをお話しますね。
取り箸の見かけや置き方まで違うんですよ。
中国人のお箸の並べ方
香港人の姑の家に行って
夜ごはんをごちそうになったとき
私も何か手伝おうと
テーブルにお箸を並べました。
れんげも並べるから
それを箸置きの代わりに使って
れんげの上にお箸を置きました。
さ、これでバッチグーと思って
次はご飯をよそおうかなと思っていたとき
姑があれっという顔をして
私のお箸の並べ方を全部直しました。
どうしてだかわかる?
中国人はお箸を縦に並べるんです。
日本みたいに横に並べちゃいけないんです。
日本人から見ると縦に置くとじゃまみたいだけど
そんなことはないんです。
れんげを箸置きみたいに下に敷くのはいいんだけど
それを向こう側に置いて、お箸は縦に置きます。
でもれんげを箸置き代わりに使うのは
家庭でだけです。
レストランではちゃんと
お箸と鉄のスプーンまでいっしょに置ける
「箸スプーン置き」なるものがあります。
れんげは普通はお茶碗の中に入っているけど
れんげ置きに置いてあることもあります。
お箸の置き方を直されたときに
中国のお箸は日本のよりだいぶ長いから
大人数で食べるときは
横に置くとじゃまかもしれないと思いました。
縦だったら何人分でも置けるからかななんて
実践的な意味も考えました。
ということで、中国人の家では
お箸は縦に並べましょうね。
スプーンとれんげ
中華料理のレストランに行くと
お箸の横に鉄のスプーンも
置いてあるってさっき言いましたよね?
でも、あのスプーンは食べる用じゃありませんよ。
あの柄の長いスプーンは
真ん中のお料理を取るためのものです。
汁物を食べるのはれんげでです。
私は最初スプーンでも食べていいんだと思っていたけど
そんなことをする中国人は一人もいません。
でも韓国ではれんげじゃなくて
あんな感じの銀のスプーンで食べますよね。
お箸も平たい銀だしね。
韓国では昔、毒が入っていると銀の色が変わって
すぐわかるために銀だったんですよね?
韓国通の方、きっとご存知ですよね?
取り箸の材質と置き方
取り箸は、食べる用のとは色が違うのが
真ん中に2、3セットほど置いてあります。
もしなかったら頼むとすぐ持って来てくれます。
でもとても高級な中華レストランに行くと
お箸が1人につき2セット
色違いなのが置いてあることが多いんです。
自分が食べる用のと
真ん中から取る用のです。
日本で取り箸と言うと
竹とか木のをイメージするかもしれないけど
そういうのではなくて
食べる用のと同じプラスチック製です。
食べる用のお箸は普通
象牙をイメージした白(アイボリー)ですが
取る用のは黒や茶色など色が違います。
茶色のは木製の場合もあるけどね。
だからよく、食べているうちに気づいたら
間違って取り箸で食べてしまっているときがある。(大汗)
なんせ長さが同じだから・・・
両方長いから区別がつきにくい。
持っただけじゃ感触が同じなので
話に夢中になっていると
どっちを持ってるいるかわからなくなる・・・
そういうときはごめーん!と心の中で思って
何も言わずに静かに持ち替えています。(^^);
でも中国人って意外に
自分のお箸で真ん中から取っても
気にしないもんなんです。
家庭だと最初から取り箸なしで
みんな自分のお箸で取ったりもします。
だから慣れているんです。
ま、堅いことは言わないみたいなノリでね。
お箸一つを取っても
ところ変わればでおもしろいですね。 😀
関連記事もどうぞ。