幽霊屋敷の暗闇から聞こえて来たのはどんな声?
新潟県のBSNラジオで
新潟青陵大学大学院教授の碓井真史（うすいまふみ）先生が
おもしろい心理テストをしていたのでご紹介します。
BSNラジオは新潟近辺でしか聴けませんが
audiobook.jpというオーディオブック配信サービスがあって
そこでそのラジオ番組の録音を購入しました。
碓井真史先生は本当に明るい方で
教授というより学生の仲間みたいな方です。
私は１度聴いただけで大ファンになりました。
ここではその内容をダイジェストにお伝えしますが
ラジオの音源をネット上で購入して
明るい碓井先生の詳しいトークを聴くのもオススメです！
それでは本題に・・・
あなたは幽霊屋敷にやって来ました。
すると暗闇から声が聞こえて来ました。
さて、どんな声が聞こえて来たでしょうか。
次の４つの中から選んで下さい。
（１）すすり泣く声
（２）うなり声
（３）話し声
（４）笑い声
さあ、あなたはどんな声をイメージしましたか。
私はすすり泣く声だと思ったんですけど
みなさんはそんなことないですか？
なんか女の人のそういう声が
普通はお化け屋敷では
するんじゃないんでしょうか・・・？
スリラーみたいに男の人の笑い声ってことも
あるんでしょうけどね。
さて、これで何がわかるんでしょうか。
これであなたが今までどういうふうに
心の傷を癒して来たかがわかるそうです！
（１）すすり泣く声を選んだ人
シクシクすすり泣く声をイメージした人は
つらいことがあったときには
友達に話をしたり
友達の前で泣いたりして
みんながその人をなぐさめてくれたそうです。
「泣いてもいいよ。」
と言ってくれるような友達がいたり
その人の前なら安心して泣けるという友達が
周りにいたのでしょう とのことです。
碓井先生によると
生理学的には
涙の中にはストレス物質が入っていて
泣くことによってそれが外に出ていくし
心理学的には「カタルシス」といって
泣くことで「心のお洗濯」ができるそうです。
だから人間は大昔から
わざわざ悲劇を好んで見るそうです。
そのときは「ああ可哀想に！」
と思って泣くそうですが
その後で爽やかになっちゃうそうです。
人間は
笑うのもよし、泣くのもよし
なんだそうです。
（２）うなり声を選んだ人
ウーッとうなる声をイメージした人は
その人が一生懸命努力を重ねて
自分で乗り越えてきた人だそうです。
頑張るぞー！という感じで
アスリートのような人だそうです。
本当によく頑張ってきた人だそうです。
壁にぶつかっても
悩んでないで前に進むんだ！
というタイプの人だそうです。
（３）話し声を選んだ人
何人かで話している声をイメージした人は
いやなことやショックなことがあったときに
それをみんなに元気に話すことによって
解決してきた人だそうです。
「昨日さー！こんなことがあってさー！
私、大失敗しちゃってー！」
というふうにグワーッと元気に話す人だそうです。
「ほんとうちの部長はさー！」
「そうだ、そうだー！」
というふうにむしろ盛り上がって
「また明日から頑張るぞー！」
となれる人だそうです。
（４）笑い声を選んだ人
これを選んだ人は
何かあったときに
「自分の考え方を変えよう！」
と思う人だそうです。
「そんなに自分ばかり
責めなくていいんじゃないかなあ？」とか
「悪いところじゃなくていいところを見よう！」
というふうに自分自身の考え方を変えて
自分を信じて頑張ってきた人だそうです。
碓井先生によると
周りから笑われるようなことがあっても
自分の心の中でどう解決するかが
大切だそうです。
これを心理学では
「認知行動療法」というそうで
自分の認知、つまり考え方を変えることによって
世界が変わらなくても
世界の見方が変わってくるそうです。
そうすると落ち込まなくなったり
怒らなくなったり
元気になっていったりするそうです。
いかがでしたでしょうか。
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