香港人の米の炊き方:赤子が泣かなくてもフタを取る!?
香港に住んでいてあれっ?と不思議に思ったことが
いろいろあるんですけど
その中でお米の炊き方についてお話しますね。
香港人は炊飯器のフタを開ける?
日本人は「赤子泣いても蓋取るな」と言って
絶対にお米を炊いている途中で
フタを開けませんよね。
それが香港人(中国人)は開けるんですよ!
開けてかき混ぜたりする。
または鉄の三脚のような物を炊飯器の中に入れて
その上に鉄のお皿を置いて
お米といっしょに何かを蒸したりするんです。
この太い針金のようなもので作った三脚と
蒸すための鉄のお皿は
香港人には日用品です。
昔の炊飯器は
フタがパカっと取れるタイプのでしたよね。
そういうのを香港では
今でも使っている年配の方が
少なからずいます。
私は何回も香港人の姑に
ご飯を炊くときは最後まで
フタを開けないほうがおいしいと
日本では言われていますと言ってみたけど
余計なお世話でした。 😯
もう途中でかき混ぜる習慣もあるし
途中でフタを開けて
蒸したい物を出し入れしたりするから
「なんで開けたらあかんの?」という世界です。
だいたいフタの真ん中に
ガラスの透明な部分があることからして
そこから中を見て開け閉めする前提です。
でもそれでも炊けるから
お米はそういうものだと思って食べれば
もっちりじゃなくて
さっぱりしたお米だってことで
おいしく思うんでしょう。^^);
もっちりしたお米が好きだとは限らない?
日本人はもっちりしたお米が好きだけど
外国人はそういうのがいやだという人もいます。
もっちりした真珠米は
胃腸に重すぎて大変だと
香港人の友達が言ったときには
あ、そういうふうに思う人もいるんだ~と
とても勉強になりました。
体質がそう出来ていないというかね。
ロングライスのほうが
ショートライスより好きな人って
けっこう日本の外ではいますよね。
私の日本人の友達でも
香港生活が長い人で
そういう人がいます。
彼女は毎日ロングライスを好んで食べている!
私からしたらえらすぎる・・・
でも、あの軽いさっぱり感がおいしいそうです。
何を食べて育ったか
何を食べるのが習慣になっているか
そして生まれつきの好みで
食べ物に対する感性もいろいろですね。
香港の炊飯器は日本と違う?
最近は香港でも
日本の新しいタイプの炊飯器が
多く売られるようになりました。
だからピーッて終わりの合図があるまで
フタを開けない人が多くなりました。
その後もすぐにフタを開けないで
蒸らすとおいしいと思う人も
多くなって来ています。
私も日本製のを買ってみたけど
香港で販売されているタイプは
プラスチックの蒸す容器が
炊飯釜といっしょに入っていました。
上から3分目ぐらいまでの厚さで
炊飯釜にぴったりフィットして上で止まるので
そこに蒸したい食材を入れて
お米といっしょに炊けるようになっています。
もちろん外して使わなくてもいいです。
やっぱり香港人には
お米といっしょに何かを蒸すのが
うけるようです。
それがあれば鉄の三脚などは
いらないから便利です。
日本人から見ると邪道な炊き方だけど
香港人から見れば効率的な炊き方です。
おもしろいね~
香港からちょっとした豆知識でした。
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