香港にネパール人が多いのはなぜ?
香港に住んでいるとよくネパール人に会います。
私が会ったことがあるのは
美容院で髪の毛を洗ってもらった人
西洋系のレストランやバーの
ウェイター・ウェイトレスさんだったりオーナーさん
工事現場で働いている人
ホテルのドアボーイさん
そしてなんと言ってもマンションなどのセキュリティガードです。
なんでこんなに多いのかなあと思いました。
顔は私達とあまり変わらない。
中国系というかアジア系というかそういう感じ。
もう少し肌は黒いかな。
それも人によってだけどね。
ネパール人は話していても英語もうまいし
とても穏やかな感じです。
広東語はできない人が多いけど
どうして英語はうまいのかなと思って
一度マンションのセキュリティガードと話したときに
聞いてみました。
その人は香港に永住している人ではなくて
数年前に来た人でした。
「香港に来るネパール人は英語ができるけど
ネパールにいる人は英語が話せない人が多いよ。」
へえー、と思って聞いていました。
でもきっと日本よりは英語が話せる人が
多いんじゃないかなと思ったけどね。 😉
だって日本ほど国力がある国は
英語なんていらないもんね。
日本語が敬語までばっちりできないとかのほうが
かえって困るけど
英語ができないと仕事がないってことはないもんね。
日本では英語より日本語のほうがよっぽど大事だ!
ところで、ネパール人のセキュリティガードは
顔はアジア系で私達と変わらなくても背が高いんです。
それでがっちりしているんです。
なんかランボーに出て来る兵士たちのようなんです。
セキュリティガードって兵士みたいな制服着てるから
余計にそう見える。
香港人の主人に聞いたら
香港にネパール人が多いのはイギリス領だった影響から。
ネパールと言えばヒマラヤ山脈の国。
だからネパール人は空気の薄い所で
荷物を持って山を登るとかが大得意。
とても忍耐強く真面目な民族だから
そういう過酷な任務を忠実にこなすんですって。
だからイギリスはたくさんのネパール人を
グルカ兵として採用してたんですって。
グルカ兵って私は知らなかったけど
ネパール山岳民族で形成された戦闘集団のことなんだそうです。
ゲリラ戦とかが大得意だったそうです。
大得意というかやるときにはやる!みたいな
すごい勇士の集まりだったんですね。
1997年に香港がイギリスから中国に
変換されてからも
もとい、返還されてからも(字みたいに変換されてどうする・・・ )
ネパール人には香港での永住権があったから
そのまま多く残っているそうです。
なるほどね~
その関係でまた新しいネパール人も
親戚や友人なんかを伝って香港に来るんでしょう。
数年働いてまた国に帰る人もいるでしょうしね。
それにしてもネパール人って
ランボーみたいにすごい人達だったとは知らなかった!
私はネパール人って話していてとても優しいと思う。
個人的に大好きです。
温和で穏やかな上に明るいしね。
会うとみんな優しい笑顔で
手を振ってくれたりします。
それに寒い日もセキュリティガードは外に立って
本当にえらいと思います。
真面目に働く人ってえらいね。
私なんかゲリラ戦に行ったら
死んだふりして戦うのを放棄してるかも。 😯
ウェイトレスだったら真面目にやるけどね。 😛
戦争は勘弁してよ・・・
そんなことで香港から豆知識でした。
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