香港で結婚式をしたら儲かる!?香港の結婚式ってどんなの?
香港の結婚式ってどんなのか知っていますか。
結婚式をすると普通は儲かるんですよ。
それは後でゆっくり説明しますね。
結婚式の朝
まず香港の結婚式の流れをご紹介します。
結婚式の前の夜は新郎新婦はお互いに
会ってはいけないことになっています。
そして結婚式の朝はまず
新郎が男友達数人といっしょに
新婦の家に迎えに行きます。
そこでは新婦の女友達数人が新郎に
利是(ライシ)をくれないと
ドアを開けないよ!と言って邪魔をするんです。
利是というのは赤い袋に入ったお金のことで
お年玉のようなものです。
このやり取りが盛り上がってまたおもしろいんです。
みんな口がとてもうまい!
女性は10万円ちょうだいとか
100万円ちょうだいとか言うわけです。
新郎はもちろん行く前から利是を用意してるけど
あげないですむようにいろいろしゃべるわけです。
そして結局1人あたり約1~3万円をあげます。
けっこう気前いいんです。
そしてドアを開けてもらって新婦を連れ出します。
次に新郎は新婦を連れて自分の家に行きます。
そして新郎の家で2人でひざまずいて
新郎の両親にお茶を出します。
両親はそれを飲んで
新郎新婦に貴金属などをプレゼントします。
結婚式の昼間
そして昼間には結婚登録所に行き
家族や友人が集まって
新郎新婦は証人の前で宣誓をし、証明書にサインをします。
日本みたいに簡単に区役所や市役所に
ピラッと婚姻届の紙一枚を出すというのではないんですね。
実はその前にも結婚通知書というのを提出して
2週間公的に
「この2人が結婚しますが異議のある人はいませんか?」
という内容の文書を貼り出します。
それで誰からも異議を申し立てられなかったら
晴れて結婚登録所に皆を集めてサインができるわけです。
これだったら重婚とかないですよね。
前の彼女が異議を申し立てるっていうのはアリなのかな?
Anyway, 話を戻すと・・・
結婚式の夕方
結婚登録所でのサインが終わると
外でいっしょに写真を撮ったりした後
一旦みんな解散します。
そして夕方4時頃に
宴会場所となる中華レストランに
だんだん招待客が集まって来ます。
だんだんというのは
マージャンをする人は早く来るけど
仕事が終わってから夜の食事にだけ来る人は
夜7時頃から来てもいいわけです。
宴会場となるレストランの入り口にはよく
新郎新婦のステキな写真が飾ってありますが
結婚式前の別の日に
スタジオや屋外でプロに頼んで
写真を撮ってもらう人がほとんどです。
よく香港ではきれいな公園などで
ウェディングドレスを着て
写真を撮っている人を見かけるのはそのためです。
新郎新婦とカメラマンだけで
家族はいないですよね。
あの日が結婚式ではないからです。
結婚式で貴金属がじゃらじゃら?
新郎新婦は夜の宴会に来てくれた人達に
前の舞台の所でひざまいてお茶を出したり
いっしょに写真を撮ったりします。
そして、ひざまずいてお茶を出すときに
金のネックレスやら腕輪やら指輪などを
じゃんじゃんもらってその場でするんです。
新婦は首や腕からじゃらじゃら金が下がっているし
新郎も指に何個ももらった指輪をします。
最近はご祝儀だけとか
お祝いの品も時計なんてことも増えましたが
やはり伝統的な金を送る習慣は根強くあります。
香港の宝石店のショーウィンドウには
金のアクセサリーや置物がたくさん飾ってありますが
あれは結婚祝いや出産祝いや
年配の方の誕生祝いなどのための贈答品です。
14金がほとんどです。
結婚式の食事が始まるのは夜8時以降
結婚式の宴会の食事が始まるのは
マージャンも終わった夜8時以降です。
夜9時になることもよくあります。
そこから食べ始めるのでけっこう遅くまでかかります。
宴会場には丸い中華テーブルがたくさん並んでいて
新郎新婦の家族が前の舞台に一番近い所
つまり一番前に座ります。
新郎の家族のテーブルと
新婦の家族のテーブルが
前に1卓ずつあります。
新郎と新婦が前においた長テーブルで
お客さんの方を向いて食べるという形式は
香港ではありません。
新郎新婦も新郎の家族といっしょに
丸いテーブルで食べます。
そしてお客さんのテーブルは
そこからずっと後ろまで続きます。
席ははっきりとは前もって決まっておらず
臨機応変にそのとき決めます。
基本的に新郎新婦に関係が近いほど
前に座ります。
それからお客さんの洋服も
日本から考えたらカジュアルで
けっこう普段着っぽいので来る人もいます。
スピーチとか特に堅苦しいものはなく
みんなで乾杯をして食べ始め
途中で前の舞台で歌ったりゲームをしたりと
けっこう好きなように進められます。
帰りに大きな引き出物があるわけではなく
ちょっとした小さい物(チョコレート2粒とか)は
あることが多いです。
ご祝儀のほうが結婚式代より多いのが普通
たくさんの人が招待されるのですが
それは来る人が多ければ多いほど
ご祝儀が増えて儲かるからだそうです。
結婚式の招待状をもらったら
行けなくてもご祝儀を渡すのが普通ですしね。
でも結婚式に参加しないご祝儀の額は
参加するよりは少ないです。
たまによく知らない人に招待状を送る人もいて
それってご祝儀目当て?と思うこともあるのですが
人によってはそういう人もいます。
ご祝儀の額は日本に比べたら低いです。
何千円から何万円というところです。
でも招待客の数が多いので
普通にレストランで結婚式をすれば
ご祝儀の合計のほうが結婚式代より多いです。
香港のレストランは何百人も入れるので
結婚式はレストランでするのが普通です。
レストランを貸し切る場合もあるし
結婚式から壁を一つ隔てて
普通のお客さんが食べていたりもします。
結婚式はホテルなどの高い所ですると
ご祝儀では足りない場合もあるけれど
それでもかなりの額は補えます。
だからお金がなくて結婚式ができないってことは
香港ではまずないです。
でも結婚しても香港の不動産は異常に高いから
住む所がないってことはあります。
だからつき合っているのに
なかなか結婚できない人はいます。
香港では1億円のマンションでも
全然大したことはないのでびっくりします。
普通の2LDKじゃんって感じです。
3億円のマンションでも
全然そんなふうには見えないです。
そんなのは普通にゴロゴロあるし
もっと高いのもゴロゴロあります。
みんな涼しい顔してああいう所に住んでいるけど
一体どんなお仕事をして何を売っているんでしょう?と思います。
結婚式の宴会が終わるのは夜11時頃
さて、結婚式の宴会は
夜10時半~11時すぎに終わります。
けっこう小さい子供達も夜遅くまでいて
すごいと思います。
私は小さい頃眠くて
ザ・ベストテンが9時半までしか
見られなかった覚えがあります。
2歳年上の兄は
10時まで見られてすごいと思っていました。
1つ下の妹は最初からいませんでした。
関係ないけど、何年か前のお正月に
マカオのベネチアンホテルで
黒柳徹子さんが歩いているのを見ました。
お綺麗でした~~
小柄でやせてらしたけど
やっぱり芸能人のオーラがいっぱいでした。
なんでこんな話になったんだっけ・・・?
香港ではマージャンは出来ない人のほうが珍しい
さっきも言いましたけど
香港の結婚式ではマージャンもあるから
夕方4時ぐらいから行ってみるのもおもしろいです。
日本よりルールが簡単で
ドンジャラができるレベルなら
誰でも香港式マージャンはできます。
(ドンジャラってわかる?
昔ドラえもんのドンジャラってあったよね?
今もあるのかな?)
香港のマージャンパイは
日本のよりサイズが大きいです。
広東語(中国語)で「マージャンをする」というのは
「マージャンを打つ」という通り
パイをバンバン台に打ち付けて
わざと大きい音を出しながらやります。
日本のように真剣にやるというよりは
冗談を言いながら
おもしろがってやっているという感じです。
でも急に目が光るときもあるんですけどね。 😛
お金も何十円、何百円というレベルで賭けてるけど
すごく年配のおじいちゃんおばあちゃんでも
活き活きとしてやっています。
でも私はドンくさいので
あの香港人の早いテンポのマージャンに
参加する勇気はないです。
周りで立って見てるタイプ。
香港の子供達は
大人の後ろに立って見ながら
マージャンを覚えるんですね。
こういう場合はどれを捨てるのかとか
うまい人の後ろで学ぶんです。
いろいろと話がとびましたが
これが香港の結婚式です。
香港人のお友達に招待されたら
ぜひおなかをすかせて行って下さいね!
フルコースのお料理は最後まで盛り沢山です!
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