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自殺をしたら楽になるのか?どこに行くのか?

自殺

マット・カーンさんとある女性の間で

自殺についての会話がありましたので

それを要訳してお伝えしますね。

以下がその内容です。

 

女性:肉体的にも精神的にも痛みがひどく、

また長く続いたので、自殺をしようと思ったんです。

死んだら楽になって

本当の「家(home)」に帰って安心できると思ったんです。

でも、自ら命を終わらすことで「家(home)」に帰るのは

何か違うんじゃないかと思いました。

 

でも、これからも生きてこの痛みに耐えるのかと思うと

本当に辛いと思いました。

それでも私は、自分の命(人生、life)を無駄にしたくないから

このまま進もうと決めたのです。

そのときに、私の中の光のようなものが

「これからどんなふうになろうとも

自殺をしないという選択は正しかったよ。」

と言っているのがわかりました。

 

マット・カーン:素晴らしいことをシェアしてくれてありがとう。

では、次のようなマントラを唱えて下さい。

「私の家は私の中にある。(My home is within me.)」

女性:私の家は私の中にある。

マット:その言葉を唱えて、しばらく心の中で感じて下さい。

 

これからは家(home)というものを

場所(ロケーション)として考えないで下さい。

家は、あなたの中にある光だということを知って下さい。

 

人生で困難にぶち当たったときに、家というものを

ここから逃げて非難できる「場所(ロケーション)」のように

思う傾向がありますね。

でも、家は場所(ロケーション)ではなくて

あなたの中にあるものです。

自分の中にいながら

つまり、自分の経験(=自分の人生)の中にいながら

「私は家にいる」と感じられるようになることが大切です。

 

Ourselves(私達自身)という言葉は

our cells(私達の細胞)という言葉と音が似ています。

だから、私達が自分自身の中で穏やかな気分になれれば

自分の細胞の中にある過去の記憶に対しても

穏やかな気分でいることができます。

細胞の中には記憶がありますが

私達が自分の中に家を見出すことで

細胞達は古いものを浄化し

新しい波動を歓迎して受け入れるようになります。

 

ですから、私達がすべきことは

探している「家」は「自分自身」であることを知り

自分の外にある「何か」や「どこか」が

ここよりも良いと思う心の傾向(癖)を

なくして行くことです。

 

(ここで女性との会話は終えて)

これを聴いている全ての人に申し上げますが

あなたがこの地球にとどまることを選択しているときには

自分の魂のためだけにそれをしているのではありません。

 

あなたが地球上で、この肉体にとどまることを選択している理由は

あなたがそう選択することによって、この地球上の他の人々、

特に、もっとひどく落ち込んでいる人や孤独な人が

この地球上にとどまることを決心できるようにするためです。

 

あなたがもし自殺を考えたことがなくても

同じことが起こります。

毎日あなたがこの地球上にいることを

あと1分、あと1日、あと1カ月長く選択するだけで

あなたのエネルギーが世界中に広がります。

そして、この地球上のどこかで

あと一歩で自殺しようとしている人が、希望を見出し

自分の人生のもっと深い目的を見つけられるようになるのです。

あなたが自分の命を終わらそうとしたことがなくても

ただ毎日生きることを選択しただけで

その人達の手助けをしたことになります。

あなたの発したエネルギーによって

あなたの知らない人が、毎日救われているのです。

 

ですから、毎日自分に対して

「私はここにいることを選択します。」と言ったり

「家は私の中にあります。」と言ったりして下さい。

どちらでもいいので、自分が好きなほうの言葉を言って下さい。

もちろん両方言っても構いません。

そう言うだけで

あなたは自分のエネルギーを世界に向かって放つことになり

それによって、世界のどこかでひどく落ち込んでいる人が

自分の人生のプロセスを俯瞰的に見られるようになります。

また、自殺寸前の人が新しい希望を見つけ

自分の人生の深い目的を見つけられるようになります。

 

一人の行動は、全ての人の良好さ(Well-Being)を

支えているのです。

そのことは、本当に気持ちのいいこと(うれしいこと)ですね。

 

以上が会話の要訳です。

自分が生きているだけで

それほどまでに他人の役に立っていることを知ると

自分の命は自分だけのものではないと感じますね。

自分を大切にすることは、他人を大切にすることになるのですね。

そして、今日も自分が生きたことで

世界のどこかで自殺を思いとどまり

新しい希望と人生の深い目的を見つけられた人がいると思うと

本当にうれしくなりますね。

 

それと同時に、他の人が生きていてくれることや

してくれたことに、心から感謝の気持ちが出て来ますね。

その人が生きた内容が自分を助けてくれていると思うと

全ての生命に感謝の念が湧きますね。

 

マット・カーンさんは他のセミナーなどでも

似たようなことをお話しされたことがあります。

個人の様々な人生経験は、全体のために役立っているそうです。

自分が乗り越えたこと、発見したこと、やり遂げたことなど

どんなことにも無駄はなくて、全体(Source)のためにしたのと

同じことになるそうです。

(エイブラハムもそう言っていましたね。)

 

だから、悲しみや苦しみなどの辛い感情も

自分を通してまたSource(全ての源、大いなる存在)に戻って行くそうです。

マット・カーンさんは、辛い感情などを

「Sourceに戻してやればいい。自分は通過点なだけだ。」

とおっしゃってました。

だから「私はこの感情が自分を通過することを許可します。

そして、それをSourceに戻します。」と言って下さい

とおっしゃっていました。

 

ところで、昔の人は御先祖様のおかげで今があるし

自分達が一生懸命やることで子孫の役に立つと言っていましたね。

他人がしてくれたことが自分の役に立ち

自分がすることも他人の役に立つという観点からすると

昔の人が言ったことは真実ですね。

それを世界レベル、宇宙レベルにまで広げた概念として

考えればいいだけですね。

 

全ては一つであり

個人個人が全体になくてはならない貴重な存在だというのは

そういう意味だったんですね。

一人一人が独特の性格や状況を選んで生まれて来る理由は

皆独特の役割を持っているからなんですね。

 

そして、いろいろな感情を感じられるこの人生はギフトであり

人生の中の全ての瞬間は貴重(precious)である

という言葉の意味も、わかるようになって来ますね。

 

今日も自分が生きていることやしたことに

これほどまでに意味があると思うと

本当にうれしいですね!

 

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Name: メアリー

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