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香港人(中国人)は同姓の人と結婚しない!?

ロミオとジュリエット
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香港人は同姓の人とは結婚しない

香港人というか中国人全部だけど

苗字が同じ人、つまり同姓の人とは結婚しないんです。

たまにする人もいることはいるけど

極力避けます。

 

ところで私は同姓の話をしているんですからね。

同性じゃないですよ。^^)

 

これはある友達との会話から初めて知りました。

主人は香港人なんですが

私の独身の女友達を

主人の独身の男友達に紹介しようと思ったんです。

 

主人の友達にその話をしたとき

ひと言目に何と言ったと思いますか。

「その子の苗字は何?」

苗字?なんで苗字を知りたいの?

と私は思ったんですが、主人はすぐに

「同じ苗字じゃないから大丈夫だよ。」

と言っていました。

 

結婚を前提におつき合いしようという真剣なときには

同姓でないかということを

まず確かめるんですね。

 

そんなに大事なことなのかと思うけど

これは中国人には常識です。

たぶん昔から関係が近すぎる人の結婚を

避ける目的で生まれた習慣なんだと思います。

 

でも中国人の姓って日本人より種類が少ないから

けっこう同姓の人っているんですよね。

李さん、陳さん、張さん、林さん、劉さんなどなど・・・

 

主人の友達はすごく好きな女の子がいたんだけど

相手はずっと断り続けて

最後の極めつけの理由は

「あなたと私は同姓でしょ?残念だわ。」

だって。うまいねー!

それを理由に断れば相手も傷つかないしね。

 

でもすごく好き合ってるカップルなのに

親が「同姓だからだめ!」っていう人もいるしね。

 

そんなことでロミオとジュリエットみたいに

悲劇のカップルになった人もいるのかな。

「ロミオ、あなたはなぜ李さんなの?」

みたいなね。

ロミオとジュリエット

余談だけど、湾では親の姉妹の子供とも

結婚できないって法律で決まってるんですよね。

中国語で言うと表兄、表姐、表弟、表妹のことです。

(日本語や英語などでは全部「いとこ」になっちゃうけど

中国語では細かく分かれています。)

 

父親の男兄弟の子供

つまり中国語で言う「同兄弟」や「同姉妹」とは

結婚できないっていうのはけっこう常識だけど

それでも普通は法律では定められていないぐらいなのに

台湾でははっきりといとこ同士は全部だめ!って

法律で謳われてるんですよね。

 

まあ、小さい島国だから近親結婚に厳しくしないと

国民の健康が危ぶまれるっていうのがあるんでしょうね。

 

香港人には英語名がある

名前の話題になったので

ついでにもっと名前の話をすると

香港はイギリスの植民地だったから

学校にはイギリス人の先生がいたわけです。

 

そして中国語の名前は難しくて覚えにくいから

クラスみんなが英語名をもらっていたんですね。

先生が適当につけたらしいんだけど

主人も小さい頃にもらった名前を

最初は使っていました。

 

そして中学、高校などでは

自分の好きな英語名をつけて

その名前でみんなに呼んでもらっていたそうです。

 

そんなに簡単に名前って変えられるの?と思うけど

香港人はけっこう働いても

名刺に好きな名前をつけています。

 

英語名があるというのが前提だから

名刺は普通両面に字が書いてあって

片面は中国語

もう片面は英語になっていて

そこに英語名が書いてあるわけです。

 

もちろん香港では

出生届のときに親が子供の英語名を

中国名といっしょに登録することができるけど

英語名は登録しない人が多いです。

後で好きにつけられるようにでしょうね。

 

それにしても会社でも

普段から英語名で呼んでいるから

その人の苗字を知らなくて困るときもありました。

 

会社にいるとときどき

「OOさんはいますか?」と電話などで

そのときだけ礼儀正しく

苗字を使って聞かれるときがあるんです。

 

香港人はみんな苗字ぐらいは覚えているみたいだけど

日本人の私は電話で困って

周りにいた同僚に聞きました。

 

残業で受付の電話係の子がもういない時間で

残ってる同僚も忙しかったりすると

私が電話を取ることもあったんです。

 

同僚には苗字ぐらい覚えなさいと言われたけど

日本人にとっては難しいんだから・・・^^);

 

でも慣れれば確かに苗字は覚えられました。

でも中国名をフルで覚えなさいと言われると

今だに私には無理です。

英語名があってよかった・・・

これは外国人には助かる!

 

でも最初は「僕はシーザーです。」

とか言われると

英語名が白人と結びつく環境で育った日本人にとっては

あまりにもギャップが大きすぎて

えー!あなたが?

ローマ帝国のシーザーですか!

頭に羽根でもついてないんですか!

なんて思ってしまうんですよね。

シーザー

まあ、70代の私の姑でも

アイーダという英語名があるぐらいですからね。

教会ではそう呼ばれているらしい。

どう見ても「トメさん」の世界なんだけど・・・

おばあちゃんでもクリスティーナとかいるしね。

あれは洗礼名だからいいのか・・・

 

でも慣れってすごいと思うけど

今では変だとも思わなくなりました。

 

でも英語名には慣れたけど

まだ日本語名を英語名として

使ってる人には慣れないかな~

 

香港では日本名がけっこう流行ってるんですよ。

「Kinki」っていうのはキンキキッズから取ったでしょうとか

「Suki」って「好き」ってこと?とか

そんなの名前にできるの?って言葉でも

しっかりと名前になっています。

 

Mizukiという名前の女の子に会ったのですが

名刺をもらって

「あ、いいじゃない、ちゃんとした名前で。」

と思ったら

このMizukiちゃんはなんと

「私はみじゅきです。」って言うんですよ。

そう、香港人は「ず」が「じゅ」になっちゃうんです。

Zの発音が出来なくてね~

 

何回教えても

「腎臓」は「じんじょー」

「ぞうさん」は「じょーさん」

「行くぞー!」は「行くじょー!」

「ぞうさん」はまだZが最初に来てるから

気合いを入れて言えば

「ズオーさん」になるけど

ちょっと忘れれば「じょーさん」です。

 

可愛いんだけどね。

でもカッコいいお兄ちゃんでもそう言うからねえ・・・

ビシッとアルマーニのスーツを着たビジネスマンでも

「肝臓」は「カンジョー」だからね。

三人官女じゃないんだからって

言いたくなっちゃうんですけどね。 😛

 

そのとき会ったみじゅきちゃんには

やめたほうがいいんじゃないって言いたかったけど

もうしっかり名刺にMizukiって印刷してあったし・・・

まあ、香港人の間でよければいいのかなと・・・

 

もう一つ、香港人は

「なにぬねの」が「らりるれろ」

になるって知ってますか。

NがLになるようです。

 

同じ広東語圏でも広東省の人は

そうじゃないんですよ。

広東省の人は「なにぬねの」が言えるのに

香港人だけ「らりるれろ」になるとは不思議ですね。

 

でもそれってスペイン人は「は行」が言えないのと

ちょっと似てる感じがする。

 

「服部さん」はスペインでは「はっとりさん」じゃなくて

勢いあまって「じゃっとりさん」になるって

友達の服部くんが言ってました。

「は」と言おうとした努力はわかるんだけどね。

 

「Hattori」は最初から「Jattori」って書いてるよって

服部くんが言ってました。

まあ「あっとりくん」と呼ばれるよりはいいかも。 😀

 

ついでに「ノロセ」っていうのはスペイン語で

「知りません」っていう意味だから

スペインへの入国時に

「お名前は?」と聞かれて

「野呂瀬」と言ったら大変!

というジョークもあるよね。

なんだか話が脱線してますが・・・

 

香港人は「な行」が「ら行」になるから

「さようなら」が「さようらら」

「ななちゃん」が「ららちゃん」

サザエさんの「なみへいさん」も「らみへいさん」

になるんですね。

 

「サザエさん」自体が「サジャエさん」になるしね。

「サジャエさんのらみへいさん」がわかったら

あなたも香港通です!

 

まあ、日本人も「CとSとSh」がいっしょだったり

「FとH」や「BとV」の区別がないから

人のこと言えないけどね。

 

「Year」と「Ear」も私は違いがうまく言えなくて

主人にも娘二人にも

百万回教えてもらったけど無理でした。

香港人は「Yee」と「Eee」の違いが言えるんです。

私には両方ただの「イー」に聞こえる。

 

娘達もインターナショナルスクールに通っているから

英語はネイティブなので言えるんです。

べたべたの日本人の私はもう諦めたって感じ。

 

文脈でわかるからいいわって思ってます。

少なくとも「30年」と言ったときに

「30個の耳」と思う人はいないでしょう。

生まれ変わったら言えるようになるからいいわと思ってます。

 

オーストラリアにいたときも指摘されたんだけど

いっしょに住んでたホストファミリーの8歳の女の子が

一生懸命「Yの音を入れてYearって言って。」って

教えてくれたんだけど、私が言えなかったら

なんと最後泣きだしてしまった!

 

何ともいやはや・・・って感じでした。

でも本人は今はそんなこと全然覚えてないけどね。

あれから何年たったんでしょう・・・?

私は今だに言えないのよ、Rちゃん。

 

中国人は結婚しても姓が変わらない

もう一つ名前の話だけど

中国人は結婚しても

女性の苗字はそのままです。

 

たまに御主人の苗字を更に上につけて

苗字を2つ続けて言うっていう形はあるけどね。

リー(李)さんとマー(馬)さんが結婚したら

リーマー(李馬)さんとかね。

山田太郎さんと橋本町子さんが結婚したら

奥さんは「山田橋本町子」になるって感じです。

長くてしょうがないけどねえ。

 

でもそれはパスポートや名刺上にそう書くだけで

そうやって呼ぶことはまずないです。

 

香港はお手伝いさんが安価で雇えるから

女性もバリバリ男性並みに仕事をするけど

結婚しても旧姓が使える方が便利なんですね。

だから旧姓のまま呼んだり

結婚した名前で呼んだりもします。

 

呼び方にも2つあって

「~小姐」というと「ミス~」だし

「~太」というと「ミセス~」です。

だから「~小姐」のときは旧姓を使って

「~太」のときは御主人の名前を使うんです。

 

広東語(中国語)ではどうして「奥さん」のことを

「太太」と言うのかわかりませんが

「~太」と言えば「ミセス~」ということです。

「李太」は「Mrs. Lee」ってことです。

これを聞くと

この人はリーさんの奥さんなんだとわかります。

 

ついでに言うと

広東語で「奥さん」は「老婆」って書くんですよ。

日本語の老婆という意味では全くないんですけどね。

単なる「妻」とか「奥さん」という意味です。

 

辞書によっては奥さんに対する呼びかけで

「ハニー」というような意味にも解釈されていますが

そこまで甘い意味はないと普通の香港人は言っています。

まあ、でも呼び方によってはそうなる場合もあります。

 

「老婆」というのは

よく奥さんを呼ぶときに使う言葉で

自分の奥さんを

「おい、ちょっと。ねえ、ねえ。」

って感じで呼ぶときにも

「老婆(ロウポー)」と言います。

 

「夫」や「御主人」は

広東語で「老公(ロウコン)」だから

普通に夫婦が

「老婆」「老公」と呼び合っていると

最初は違和感を覚えますね。

 

「あなたの老婆は元気ですか?」

って聞くのも何だか最初は悪い感じがしてね。^^);

 

もうひとつの違う「奥さん」という広東語を使って

「あなたの太太は元気ですか?」

とも言えるけどどっちにしてもヘンな想像が・・・。

 

でも「老婆」より「太太」のほうが

丁寧な言い方です。

 

御主人という言葉も

「老公」より「先生」のほうが丁寧です。

「先生」は中国語(広東語)で

「ミスター」とか「夫/主人」という意味です。

 

ということで、名前の話は尽きませんね。

最初はこんなに長く書くつもりじゃなかったのに

またやってしまった・・・

長いのに最後まで御清聴

本当にありがとうございました。m(_ _)m

 

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Name: メアリー

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